【ミニマリスト女性の服】選び取ることで、人生が変わった。その体験談。
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ミニマリスト女性の服事情
ミニマリスト=必要最小限のものだけを持つこと。そのライフスタイルを志向するひとのこと。
ですが、最近は、女性ミニマリストも増えてきています。
女性といえば、やっぱり、服やメイク、バッグ、細々したものを集めるのが楽しかったり、ショッピング自体が「趣味」な人も多いもの。
そんな中で、「女性ミニマリスト」はどれくらいの量の服を所持し、どんな服をどんな考えで選んでいるのか、を自身の経験を交えて語ってみたいと思います。
30代のはじめ、ミニマル生活を開始
20代終わりから30代にかけての私は、何かも迷っていた時期でした。
仕事も、人生も中途半端。
やりたいと思えることがわからなくて、
でももう30歳が見えて不安で(自分の未来どうなっちゃうんだろう)
色々なこと(マラソンとかサーフィン、山登りなどのストイック系から、ライブハウス通いやパン作りなど趣味系まで)に手当たり次第挑戦してみるけど、
何もピンとこない。
何も続かない。
お給料が入れば、高いブランドの服を買ったり、高級フルーツパーラーのパフェを食べたりして、なんとか自分を満たしてあげたいと必死でした。
そんな時、ちょうど世の中がぽつぽつとミニマリストと言われるひとが現れて、テレビの特集でその簡素でシンプルな生活を見て、衝撃を受けたんです。
椅子と、机が、ひとつしかないがらんとしたミニマリストの部屋は、殺風景というよりも、どこまでも潔くて。
そして何より、何もない部屋で佇む、「すっきりした表情」が、すごく印象的だった。
ものに溢れてぐちゃぐちゃの1Rの部屋で、必死でさらにモノ集めようとしている自分は、
いつまでたってもこのままでは満たされない
と思いました。
そして葛藤と試行錯誤の末、わたしは
「今の自分を変える」ために、「服を減らそう」
と思い立ったのです。
メイク道具でも趣味のものでも、なんでもよかったんですけど、なぜか
「服だ。まず服からミニマリストになる」
と思ったんです。
今思うと、その頃の私は、「装う」こともかなり「中途半端」でした。
相手に合わせて服装を変えたり、雑誌で「良いな」と思ったものは自分に似合う似合わないを考えずにとりあえず飛びついたり。
アイデンティティもポリシーも、自分のクローゼット事情を考えることも、何もなく服を買ってました。
増殖していく服たちは、ロクに着ることもなくクローゼットの奥深くにたまっていく一方。
自分でも把握できない服の量に、いつもどこかで、重たい気持ちを抱えていました。
よし。
手放そう。
高かった服もあるけれど、必要ない服はもう、いらない。
ここで中途半端になったら、なにも変われない、と思い、かなり思い切って服の断捨離を始めました。
手放した服は、45リットル袋に換算して7〜8袋。。。
3ヶ月かけて、これだけ減らしました。
狭いワンルームに、よく、ゴミ袋7袋分以上の服をしまいこんでいたな。。と呆れました(笑)。

ミニマリストとしてのベストの服の枚数
そうして、手放しに手放して、かなりミニマルにした服の数。
- ニット 1着(綺麗な薄い色)
- Tシャツ 2着
- ブラウス 2着(半袖、長袖各1枚ずつ。色は黒と白)
- カーディガン 1着(シルク)
- ワンピース 1着(カジュアルにも綺麗目にも着られるタイプ)
- ジーンズ 1本
- 黒パンツ 1本
- トレンチコート 1着
- ウールコート 1着
今思い返しても、かなり思い切って減らしたと思います。
(ちなみにこれで、オールシーズンいけました。本当に。)
バッグは2つ。
- デイバッグ 1個
- ハンドバッグ 1個
靴は3種類。
- スニーカー 1足
- ヒール靴 1足
- ショートブーツ1足
下着、靴下はそれぞれ3セット。
ここまで絞ると、
- 衣替えが、まったく必要ない
- すべてのワードローブが頭に入っている
- 服のケアをきちんとできる
- クローゼットに美しく整頓させておける。
綺麗になったクローゼットを見るだけで、毎日なんともいえない「贅沢」な気持ちになれました。

ミニマリストなファッションを楽しむコツ
服をミニマルにするための最大のコツは
「一着一着を、きちんと吟味したアイテムにする」
こと。
ちなみに、値段もそれなりにきちんとしたものをおすすめします。
私は、しっかりした素材で、かつおしゃれなデザインのものを厳選しました。
ブランドで言うと、
united bambooとか、マッキントッシュフィロソフィーとか、マーガレットハウエルとか。
ミニマルだからと、地味にする必要はまったくないです。私はあえてデザイン度の高いアイテムばかり揃えました。
一着ごとの値段はそこそこ張りましたが、きちんとした作り&デザインのため、ヘビロテしても長持ちするし、いつ着ても新鮮な気持ちでいられました。
ミニマリストは、細部を抜かりなく整える
服がミニマルになると、どうしても「素材勝負」な部分が出てきます。
髪や肌のツヤ、爪などの手入れがきちんと行き届いていることで、
初めて、
「シンプルだけど綺麗なひと」
が出来上がるんですよね。
不思議と、ミニマルな暮らしに整えることで、そういった細部まで整える「余裕」が出てくるんです。
今まで、モノの管理に費やしていた時間を、丁寧にスキンケアしたり、髪や爪のお手入れにまわすことができるようになり
「いつもきちんと整えている私」
を実現することができるようになりました。

服を減らすことで、自分に起きた変化
服を減らすことで、さらにさまざまな変化が起きました。
- 自分に似合うものを真剣に考えるようになった
- 選択することが労力が減り、疲れにくくなった
- 無意識にモヤモヤすることが減った
- 未来のことを、前向きに考えられるようになった
- 「選び取れた」ことが自信になり、以前より積極的になった
テクニック的なことよりも、やはり、心境の変化が大きかったです。
モヤモヤすることが減ったことで、人間関係も少しずつうまくいくようになりました。
一生独身かも、、と思っていた私にもありがたい出会いがあり、やがてその出会いは結婚、家族を作ることに繋がっていきました。
ミニマルな生活を通して、新しい人生を切り開くことができたのかも、と感じています。
ミニマル生活を経て、子育て主婦の現在は?
現在はアラフォー主婦として子育て家事、仕事に毎日フル回転。
当たり前ですが、以前ほどのミニマルライフは送れてません。
しかし、服の数は、(さすがに少し増えましたが)、基本的にはいまだに必要最低限に近い枚数で、日々のおしゃれを楽しんでいます。
子育て中で服が汚れやすいため、今はプチプラファッションが中心ですが、デザインの効いた服を選ぶことが多いです。(coca
とかtitivate
がお気に入り)
季節が変わって、新しい服を買ったら入れ替えるようにしているので、服の枚数が大幅に増えることはないです。
必要な服の枚数がクリアになり、必要以上に買い込まなくなったのは、やはりギリギリまでミニマルなワードローブに絞った経験があるからこそ、と思っています。
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ミニマルなワードローブができるか迷っている人へ
ミニマリストになりたい。
ミニマルなワードローブを目指したい。
そう思っていても、
「やっぱり服を減らすのは不安」
「私にできるかな、、」
と躊躇する人もいるかもしれません。
ひとつ言えることは、
手放しすぎたら、また買えば良い
ということ。
そう。
失敗してもいくらでも取り返せるのが「ミニマルライフ」。
著名なミニマリストの方が、一度手放したハンドバッグが、やはりどうしても自分のワードローブに必要だった、と再度購入した、という話を読んだとき、
「そうか、失敗したと思ったときは、素直にやり直せば良いんだ」
と目から鱗でした。
著名なミニマリストの方でも、そういう失敗をするときはあると知って、気が楽になりました。
肩に力を入れず、できる範囲でチャレンジすれば良いのです。
何かを変えたいなら、まずは動くこと
服って、執着を呼ぶモノなんですよね。
クローゼットに入っているだけで、執着を呼ぶ。
だから着ないのになかなか手放せない人が多いし、手放すときにもそれなりに葛藤する。
でも、何かを変えたい、と思っているならば。
まずは
自分の必要なもの、不必要なものをクリアにすること。
そのために動き出すこと。
これしかないと思っています。
そして、一つ手放したときに感じた「気持ち」を、まずは味わってほしい。
「減らす」ことは人生を「選びとる」こと。
自分と向き合う作業を通して、いままで見えてなかった本来の自分が見えてくるかもしれません。
見えてくることで、自分の未来もおのずと変わるはず。
そんな、「未来を変える」一歩を、まずは踏み出してみませんか?