失恋を忘れる方法で、最も効果があったのは「綺麗になること」だった

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人生で人は何度か、急激に綺麗になれる時期がある

私はいわゆる大学デビュー組なのですが、これまでの人生で何度か「思いっきり綺麗になってやる〜!!!」と奮起した時期があります。

ダイエットからファッション、メイク、ヘアスタイル、24時間のほとんどすべての情熱を「綺麗になる」ことに賭けた時期。

振り返るとバカみたいだけど、必死で頑張ったその短期間は、ぐーんと綺麗のスキルをあげることができた時期でもありました。

なぜか分からないけど、「綺麗になる」のに、じわじわ歩をすすめるよりも、お金も時間も使って一気呵成に行動することで、急激に綺麗に近づくこともあるんですよね。

私にとって、綺麗になろうとするきっかけはすべて失恋だった

大学時代は、芋臭さから必死で抜け出そうとした時期

1回目は、大学生の頃。

憧れの先輩に似合う女性になりたくて、すごく「大人っぽく」なることを意識して、CanCamやJJを、一ページ残らず読み込んで、ひたすら巻き髪の練習やダイエット、ヒールを履いたりしました。

結局先輩はすぐ卒業してしまい、恋愛自体はまったく成就せず。でも、「綺麗の習慣」だけは私に残りました。

私は地味めな顔がコンプレックスだったのですが、化粧次第でいくらでも化けれる!ということをこの時期に学びました。

「あの垢抜けなかった子が一気に垢抜けた!」と言われました。まあ、あまりにも芋臭かったから。。でも嬉しかったです。

30歳を過ぎての失恋。すべてはそこから火がついた

30歳を過ぎたころ、好きで好きでしかったなかった人に失恋しました。

もう本当にショックでした。

年齢も年齢だし、色々な焦りや自信の喪失やリアルすぎる悲しみ。。。

しばらくは気持ちも体も寝込んでいたけれど、ようやく立ち上がりかけたとき、一番に思ったのは「綺麗になろう」ということ。

そして、「綺麗になろう」と努力したことが、結果的に失恋を忘れる速度を上げてくれた気がしています。

べつに、綺麗じゃないから失恋したわけではなかった(はず)。

でも、自分の考えを色々と突き詰めていったときに、「私はどこか自信がないんだな」とつくづく思ったのです。

その自信のなさが、まっすぐに相手と向き合えない態度を作っている。いったいその自信のなさはどこから来ているのだろう。そう思ったとき、「自分の綺麗にいまひとつ自信がない」んだと気づいたんです。

気づけば、大学デビューでキラキラ綺麗をめざしていた時期から、すでに10年という月日が経過。アップデートを怠っていたアラサーの自分がいました。

もう一度、輝きたい

そして、あわよくば結婚したい(笑)。

そう考え、失恋から立ち直った私はダイエットして、髪型変えて、洋服も自分に似合うものを吟味して(妥協しない)、美人なひとたちの共通点などを徹底的に研究しました。

本当に、必死に。

なんであんなに必死だったか分からない。そして、なぜそれを失恋する前にしなかったのか(笑)。

人って、手をかければやっぱり変わるんですよね。

自分でも、自分自身が「ちょっと違う人」になっていくのがわかりました。

そして、見かけを変えると男の人からの扱いが全然違うということ。

(もちろん、本格的な付き合いや結婚ということになると、それだけでは通用しないけど)

そして、なんとか無事に伴侶にめぐりあうこともできました。

綺麗になりたい、そのきっかけをくれたもの

普段、綺麗になりたいと漠然と思っていても、実行するまではなかなかいかない人って、案外多いんじゃないかなと思います。

それはそれで、いまの日常が満たされている証拠なのかもしれない。

私にとっては、「綺麗になりたい」と思う強いきっかけは、失恋というネガティブな出来事がきっかけだったけれど、それは人それぞれだと思います。

ただ、失恋てものすごく非日常で、感情や自分の信条を根本から揺さぶられる出来事で、そんな揺れ幅の大きい出来事の分、なにかを「始める」大きなきっかけのパワーになることもある。

そんな「非日常」が、綺麗への扉を力強く開けてくれることもあるのかなと思っています。

 

 

 

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