「可愛げのある女性」でいることの大切さ

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「可愛げのある女」てなによ?

「可愛げのある女」という言葉、若い頃は苦手でした。

だって。

「男に媚び売って、面白くもないのにニコニコ笑うような主体性のない子」みたいな気がして、私はそんな女にはならない!と、とんがっていた時期がありました。

しかし、今、アラフォーの私が思うこと。

それは、

「可愛げのある女でいた方が良いよ〜」

ということ。そして

「自分さえしっかり持ってるなら、年齢を重ねても可愛げのある女って、むしろ最強」

ということ。

ええ、そうです、可愛げはね、あった方が良いです。

年齢を重ねれば重ねるほど、あったほうが良いです。

可愛げのあるおばあちゃんと、可愛げのないおばあちゃん、どちらがお好き?

ツンとすました感じの若い女性ってね、個人的には結構好きです。

若い頃にしか出せない、とんがった魅力って絶対にあります。(吉本ばななさんの小説「TSUGUMI」の主人公つぐみとか、昔の沢尻エリカさんとか)

でもね。

いい歳した女性が、「ツン」ととんがっているのって、どうでしょうか?

可愛げのないおばさんって、不思議と、「なんだか人生経験の少なくて、奥行きのない人なのかな」と思っちゃったりしませんか?

さらに、それが可愛げのないおばあちゃんまでなると「人生できっと、すごく大変なこととかキツイことがあって、人を信じられなくなってしまったんだろう」と思ってしまいます。

若い頃には魅力的だった「可愛げのなさ」が、歳をとればとるほど、その威力は落ちていき、逆に「幼い」「いじけている」「不憫だ」という印象を人に与えてしまう。

「可愛げ」は若い女の子に必要なものではない。

大人の女性にこそ必要だと、最近感じています。

「可愛げ」はどこから生まれる?

「私、可愛げがない」と悩んだ時期、私にはありました。

なぜか皮肉っぽい態度とっちゃったり、嬉しい時に嬉しい!と素直に言えない、そんな中二病みたいな症状を、20代終わりくらいまで引きずっていたんです。

「クールだね」と言われることもあったけれど、やっぱりそういう部分があるせいで、生きにくく、素直に人と接することができない、そんな悩みを抱えていました。

「可愛げがない」理由

考えてみると、素直でいて人から拒絶されるくらいなら、可愛げがない方が楽だ、という考えがあったからだと思います。

ちょっと何かがうまくいかないと、悲観しがちで、でもそんな悲しさを味わいたくなくて、鎧のように「可愛げのなさ」で自分をガードする。。そういう「守り」から「可愛げのなさ」は生まれてきている感じでした。

悲しいことも、嬉しいことも、色んなことを経験して生まれる「可愛げ」もある

でも、月日は過ぎ、やがて私も「こういう鎧は重たいし、あまり意味がない気がする」と心から思える時期がきたんですよね。

20代後半から30代前半は、入院して手術をして(現在は完治)、新しい出会いも悲しい別れもあり、仕事も転職し、震災があり、心も体もかなり揺れ動いた時期でした。

その時期を過ぎた後、気づいたら、以前のようなツンケンした気持ちが消え失せていたんです。

心温まるニュースを見てはじんわりし、店員さんに話しかけられれば微笑んで返し、「ありがとう」とか「嬉しい」とか言う言葉を言う人間になっていました。

以前と比べると、かなり「可愛げのある」人間になっていました。

三十路にしてやっと、人の気持ちなどにも配慮するようになり、「私は、ここを偶然通り過ぎる通行人の一人として、皆に不快な印象を残さず気持ちよく周りがいられるように振る舞いたい」と思うようになったんです。

それは、「媚び」でもなければ「主体性がない」わけでもない。

自分の意思で、「一人の人間として不快じゃない振る舞いをしよう」とシンプルに決めただけ。

自分の個性(?)を押し出したり、誰かに深く印象付けようと爪痕残すような、「自分勝手な寂しさ」も、自ら手放した瞬間でした。

40代、可愛げのある女を目指したい

アラフォー、アラフィフ世代で輝いている有名人といえば、

  • 石田ゆり子さん
  • 吉瀬美智子さん
  • 天海祐希さん

などなどいらっしゃいますが、みんな、「可愛げ」がすっごくありますよね!

大人の「可愛げ」=余裕、だと思います。

可愛げのある人を見ると、安心する。

なんだか懐広くて、心に余裕がある人だな、と。

ママ友界でも、そういう可愛げのあるママは、とにかく人気です。

「私には可愛げがない」と悩む人がもしいたとしたら。

別に無理に笑ったりする必要はないと思うんですよ。

ただ、「良いな」と思うものには素直に、ただ一言、「良いね」

「美味しい」と思うものには「美味しいね。けど、〇〇は△△だから、〇〇で」ではなくて「美味しいね」。

「綺麗だな」と思うものには「良いね。でも私には〇〇」ではなくて、「綺麗だね」。

と一言。素直に口に出してみる。

そうするだけで、「可愛げ」は後からついてくる気がします。

感じた素敵なことを、シンプルに、素直に、口に出す。

ぜひ、試してみてください。

40代、さらにガンガン「可愛げ」目指していって良いと思います!

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